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リーダーシップと組織の進化を紐付けよう

当ブログでは、組織内の研修・人材育成担当者の方、管理職やリーダーの方々に役立つ情報を発信しています。組織改革、管理職育成、リーダ研修、人材開発、リーダーシップ開発、ビジネスコミュニケーションなどのご参考になれば幸いです。JRLAの理事3名が執筆を担当しています(月:林、水:向川、金:大石)。

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リーダーシップと組織の進化を紐付けよう?

🕙 2019-08-21 06:00 👤 向川 敏秀

リーダーシップとは何か?

JRLAの向川です。

私は十数年前に戦略コンサルタント・企業研修講師として独立起業して以来、

多くの企業内における事業部やプロジェクトチームなど

様々な組織に外部ブレインとして参画してまいりました。


その際、依頼者からご相談いただいたことのひとつが、

「リーダーシップを鍛えて欲しい」

というテーマでした。


リーダーシップとは何か?

リーダーシップ論に関する多くの書籍を読んできた中、

その答えは、

「人・組織を成果に導くこと」

という定義が共通項といえます。


リーダーシップとチームマネジメント

この「人・組織を成果に導くこと」が出来るようになるために、

リーダーシップ研修をすでに実施している企業は多いことでしょう。


しかし、何か抽象的で、成果が見えにくい。

リーダーシップ研修に関して、このような疑問を抱いている

人材開発担当者も少なくないでしょう。


疑問を解決するために、今回お伝えしたいことは

「リーダーシップと組織の進化を紐付けよう」

ということです。


組織を成果に導くうえで、

組織の進化とリーダーシップの関係について具体的に解説された書籍が見当たらず、

これをリーダーシップ開発の難しさの真因ととらえ、

この度、リーダーシップ論をチームマネジメントという視点からとらえた

「リレーショナルリーダーシップ」の提唱に至りました。


チーム形成の4つのフェーズ

詳しくは、今後少しずつ解説していきますが、

ビジネスリーダーが導く組織には4つのフェーズがあるということから

押さえておくべきでしょう。(=タックマンモデル)



組織としてスタートしたばかりの形成期

形成期は、総論賛成でスタートするものの、メンバーが互いに様子見の状態で、

組織力としては相乗効果が生まれにくい状態です。


その後、総論賛成でありながら各論でぶつかり合う混乱期に陥る。

多くの組織はこの混乱期のまま終えてしまいますが、

中には混乱期を乗り越えて、合意形成がなされていく統一期を迎えます。


しかし、形成期もひとつの目標に到達、または年度単位など

一定の期間が終了してしまうと、元の形成期に戻ってしまう傾向があります。

ここで形成期に戻らず、さらにワンランク上の結束力が生まれている状態が

機能期と呼ばれます。


ビジネスリーダーの目指すべき状態は、

この機能期により早く導くこと、そして機能期を可能な限り維持することです。


より早く導く、可能な限り維持する

そのためには、ビジネスリーダーの行動だけではなく、様々なビジネススキルが重要です。


各フェーズで必要なビジネススキル

そこで、本協会のプログラムは、リーダーシップ論に止まらず、

組織の各フェーズで必要なビジネススキルも取り入れて、

広義のリーダーシップ論として各種ビジネススキル含め体系的に描きました。


リーダーシップ開発には時間がかかります。

その開発時間の短縮には「継続性」がたいへん効果的です。


継続的にどのように展開していくべきなのか?

人材開発部門の方々が試行錯誤を繰り返す、

この問いかけに対する我々の答えを、これから毎週つづっていきます。


向川 敏秀

JRLA(一般社団法人 日本リレーショナルリーダーシップ協会)専務理事。積水ハウス、松下電器産業グループなどを経て、経営コンサルタント、研修講師として独立。/銀座コーチングスクール銀座一丁目校代表