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当ブログでは、組織内の研修・人材育成担当者の方、管理職やリーダーの方々に役立つ情報を発信しています。組織改革、管理職育成、リーダ研修、人材開発、リーダーシップ開発、ビジネスコミュニケーションなどのご参考になれば幸いです。JRLAの理事3名が執筆を担当しています(月:林、水:向川、金:大石)。

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知っておきたい「1on1ミーティング」の失敗・成功のポイント

多くの企業が導入を始めている「1on1ミーティング」(以下、1on1)。しかし、「実施している」という管理職や周囲の人からその様子を聞いてみると、誤った方法で行われているケースもあるようで、当然ながら期待通りの効果は出ておらず、かえって部下のやる気は下がってしまっているようです。

目次[非表示]

  1. 1.誤った「1on1」で苦しむ部下たち
  2. 2.「1on1」失敗する4つの共通点
  3. 3.「1on1」上司と部下のグラウンドルール
  4. 4.失敗しない「1on1」7つのポイント
  5. 5.まとめ


誤った「1on1」で苦しむ部下たち

6名の部下を持つAさんは、部下のやる気や成績を高めるには「1on1」が有効だということを知り、さっそく部下一人一人と話す機会を設けるようにしました。

初めのうちは部下の人たちにも期待感があったようですが、次第にそれは「苦しみ」に変わり、とうとう部下たちはSOSを発し、別のチームに変えてもらうことになったそうです。いったい、Aさんの「1on1」には、どのような問題点があったのでしょうか?


「1on1」失敗する4つの共通点

Aさんの場合も含め、誤った「1on1」には、次のような4つの共通点がみられます。



「1on1」失敗例 4つの共通点

  1. 話す内容(テーマ)を上司が決めている
  2. 部下より上司が話す方が多い
  3. 上司からの「ダメ出し」が中心
  4. 今後の部下の行動を上司が決めている


部下の「主体性」や「やる気」を引き出すための「1on1」。話す内容やテーマを上司が決めてしまったり、上司ばかりが話をしてしまっては、部下のそれらを引き出すことができません。

また、上司は「部下の成長のため」との思いや責任感から、部下の「良くないところ」について、「ダメ出し」を行い、「次はこうしなさい」と指導することもあるでしょう。

しかし、部下がそれらの指導を前向きに受け取ることはほとんどなく、多くの場合は、Aさんの部下のように「苦しみ」になってしまっているのです。

では、どのような「1on1」を行えば、部下の主体性を引き出し、効果的に成長を促すことができるのでしょうか?


「1on1」上司と部下のグラウンドルール

今回は7つに絞って、その方法をご紹介したいと思います。ですがその前に、「1on1」を導入するにあたり、上司と部下の間で、次のようなグラウンドルールを共有しておくと良いでしょう。




「1on1」上司と部下のグラウンドルール

  1. 話す内容は部下が事前に決めておく
  2. 部下が希望した時にだけ上司はアドバイスをする
  3. 1on1で話した内容の秘密は守られ、評価には直結しない


グラウンドルールを決めたら、上司も必ず守ってください。もし上司がルールを破ってしまうようなことがあれば、部下の上司に対する信頼は揺らぎ、「1on1」に限らず、部下は本当のことを話さなくなります。信頼関係の修復は難しくなってしまうでしょう。


失敗しない「1on1」7つのポイント

上記のグランドルールが共有でき、実際の「1on1」を行う上では、上司は次の7つのポイントを意識し実践しましょう。



失敗しない「1on1」7つのポイント

ポイント1)部下の興味や関心事などを会話し、アイスブレイクから始める
ポイント2)話したい内容を尋ね、得たいことや会話後のゴールを部下に尋ねる
ポイント3)基本的に「聴く」に徹する
ポイント4)話を遮ったり、否定したりしない
ポイント5)抽象的な言葉が出てきたら「具体的に言うと?」と質問してみる
ポイント6)行動や経験したことから何を学ぶことができたのか質問してみる
ポイント7)会話を踏まえた最初の行動を部下に決めさせ、その行動を促す


まとめ

いかがでしたでしょうか? 「1on1」の導入を成功させるためには、「部下を主役」とした場=「1on1」を設け、上司は聴き役に周り、部下が経験から得たことを次に生かすための行動を引き出すことができるようになることが大切です。

「1on1」の実施方法については管理職の自己流に任せるのではなく、体系的な教育を行うことが成功の近道です。

林 英利
林 英利

JRLA(一般社団法人 日本リレーショナルリーダーシップ協会)代表理事。大和ハウス工業(株)、トヨタ自動車(株)などを経て、プロコーチ・研修講師として独立。2015年より銀座コーチングスクール代表。国際コーチ連盟(ICF)日本支部 顧問

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