JRLA Staff Blog

日本リレーショナルリーダーシップ協会(JRLA)とは

当ブログでは、組織内の研修・人材育成担当者の方、管理職やリーダーの方々に役立つ情報を発信しています。組織改革、管理職育成、リーダ研修、人材開発、リーダーシップ開発、ビジネスコミュニケーションなどのご参考になれば幸いです。JRLAの理事3名が執筆を担当しています(月:林、水:向川、金:大石)。

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日本リレーショナルリーダーシップ協会(JRLA)とは

🕙 2019-11-11 06:00 👤 林 英利

このページでは、リーダーシップ開発事業を展開する、(一社) 日本リレーショナルリーダーシップ協会(JRLA)の概要についてご紹介します。

JRLAとは・目指すもの

JRLAは、全てのステークホルダーとの間に “Win-Winの関係” を構築するリーダーの育成を理念に掲げ、2019年4月に設立された団体です。

トヨタ自動車株式会社や松下電器産業(現・パナソニック株式会社)グループなどでのリーダー経験を持ち、プロフェッショナル・ビジネスコーチや組織改革などを得意とする経営コンサルタント等が、設立の中心メンバーとなっています。

「一緒に働きたいと言われるリーダー」を育成することを目指し、そのためのスキルとマインドを養うプログラムやサービスを提供しています。

組織のリーダーに求められること

「組織」の意味として、広辞苑には「ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」とあります。

また、経営学者のチェスター・バーナードは、組織の成立要件として、以下の3つを掲げています。


① 組織目的:共通の目的を持っていること

② 貢献意欲:お互いに協力する意思を持っていること

③ 情報共有:円滑なコミュニケーションが取れること


つまり、組織のリーダーは、関係者と円滑なコミュニケーションを図りながら、互いに協力するチームを構築・運営し、組織の目的や目標を達成するための役割を果たすもの、と考えることができます。

JRLAは、組織の活動において、リーダーのコミュニケーション力やチーム運営力、そしてリーダーとしての自覚や意識(マインド)が最も大切な要素として捉え、それらを高めるためのプログラムやサービスを展開しています。


JRLAのサービス

JRLAが提供するプログラムやサービスは、「研修サービス」、「1on1・コーチングサービス」、「認定事業」の3つに分けられます。

研修サービス

JRLAは、自身の理想のリーダー像を明確にするリーダーシップ基本研修のほか、リーダーの業務上の対象者(部下、チーム、交渉相手など)を軸とした、7つのコミュニケーション系のスキルを体系的に習得できる研修を行なっています。

またこれらのスキルは、「タックマンモデル」※の各フェーズにおいて必要なスキルでもあり、研修を通じて、チームビルディングのための必要な知識を得るだけではなく、実際にチーム運営をするための力を総合的に養うことができます。


タックマンモデル:心理学者のタックマンが唱えた、チームが4つの成長段階(形成期・混乱期・統一期・機能期)を経て、成果を出せる状態になることを示したフレームワーク)


7つのスキルは、以下の5つの研修に分けて習得を目指します。


M1. リーダーシップ基本研修

業務上の対象者:(自分・共通)

主な内容・習得スキル:自身の理想のリーダー像を描く、承認・傾聴・質問スキル

タックマンモデルの段階:全般


M2. 部下育成力向上研修

業務上の対象者:部下

主な内容・習得スキル:①コーチング、②1on1ミーティング

タックマンモデルの段階:全般


M3. チームビルディング研修① (発信力・形成力)

業務上の対象者:チーム

主な内容・習得スキル:③ビジョンを描くスキル、④プレゼンテーション

タックマンモデルの段階:形成期


M4. チームビルディング研修② (合意形成力・成長力)

業務上の対象者:チーム

主な内容・習得スキル:⑤ファシリテーション、⑥チームビルディング

タックマンモデルの段階:混乱期〜統一期、機能期


M5. ビジネス交渉力向上研修

業務上の対象者:交渉相手

主な内容・習得スキル:ネゴシエーション

上記の研修は、担当講師が企業を訪問して行う「訪問型研修」と、各企業からリーダーが参加する「公開型研修」が用意されています。


また、企業のニーズをヒアリングし、企業の実態に合ったカスタマイズ研修の提供も行なっています。


>> 研修一覧ページへ

>> 公開研修の開催日程ページへ


1on1・コーチングサービス

経験学習を促したり、意欲を高めたりする上で、コーチングや1on1ミーティングを受けることは、部下のみならずリーダーにとっても必要なことです。

社内において、リーダーが良質なコーチングサポートや1on1ミーティングを受けることができる体制がまだ構築されていない場合は、外部のメンターやコーチを活用することができます。

JRLAでは、企業などでのリーダー経験が豊富で、コーチングなどの有資格者のメンター・コーチが、対象リーダーを個別にサポートしています。

サービスの利用にあたっては、体験セッションを行って相性などを確認の上、3ヶ月単位のサポートが開始されます。


認定事業

JRLAでは、「一緒に働きたい」と言われるリーダーとしてのスキルとマインドを兼ね備えた研修受講者に、「JRLA認定ビジネスリーダー」(CBL)の認定資格を発行しています。

この認定資格は、上記5つの研修後に実施される、「JRLAビジネスリーダー認定試験」に合格することで取得することができます。

研修受講者の理解度やリーダーとしてのマインドを確認することで、研修効果の確認ができるだけではなく、定期的なフォローアップ研修により、リーダーとしてのブラッシュアップを図ることができます。


>> 「JRLAビジネスリーダー認定プログラム」の概要ページへ


JRLAのスタッフ

JRLAのスタッフ(講師、1on1メンター・コーチ等)は、企業の中で管理職・リーダー、または、役員としての経験を持つメンバーで構成され、全てのスタッフがコーチングなどの資格を持つ、プロフェッショナルの集団です。

研修や1on1ミーティングの中で、必要に応じて自らの体験などを開示し、現役リーダーのメンターとして研修受講者のサポートを行ないます。


>> JRLAスタッフ紹介ページへ


気軽に参加できるプログラム

JRLAでは、気軽にリーダーシップについて学ぶことができるセミナーやイベントを開催しています。

また、企業の人材育成やリーダーシップ開発プログラムなどのご担当者向けに、個別相談会や説明会なども開催されています。

林 英利

JRLA(一般社団法人 日本リレーショナルリーダーシップ協会)代表理事。大和ハウス工業(株)、トヨタ自動車(株)などを経て、プロコーチ・研修講師として独立。2015年より銀座コーチングスクール代表。国際コーチ連盟(ICF)日本支部 顧問